デビル・デス
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「見ろよ。どんどん飲んでくぜ。」

肩口から聞こえる奴の声が低く掠れて居た。

昨日入れたスティックのお陰か、今日は2周りはサイズの太いそれをいつもよりスムーズに飲み込んで行く彼のそこ。

「…っん・・・…」

見るからに無骨な黒い塊が、淡く色付いた入り口の皮膚を一杯に広げてはジリジリと奥へ進んでいく。

引いては奥へ。更に奥へ。

ゆっくりとした動作で堅い先端が内壁へ食い込む度に。自ら奥へと異物を貰おうと吸い付いて来る。

溜まらず仰け反る竜也。

「…ん…ぅっ・・っつぅ…」

くっ…と微かな笑い声。

「いい?すげーの判る?」

最奥まで飲み込ませた所で三上の手が止まった。

自分の鎖骨の上に顎を置き、大きく開かされた足の間から視線をそらす彼に呟く、

「ほら、見ろよ。」

青白い血管の浮ぶ首筋を甘噛みしながら耳迄登って行き、舌を差し込むと、俯いた顔の下から小さな嗚咽が漏れた。

まるで猫の様に執拗にそこを舐め上げれば、濡れた音に耐え切れず竜也が身を振る。

同時にぎゅっとしまった内茎を感じて、すかさず三上がそれを引き抜いた。

「あぁ…ぁっ」

ずるっと抜けて行く感触に竜也が思わず目を開ければ、

まるで生まれて来たとでも言う様に自分の股から顔を出す、黒くにび色に光る臓物。

塩化ビニールの表面は竜也の体液で濡れてテカテカと光っていて、ねばりのアル透明な液体が自分の穴と器具の間に細く糸を引いていた。

…………!

上がって行く血圧を感じて、耐え切れず立てた膝を閉じようと試みるが、酷い震えでそれもかなわない。

なのに目が放せなかった。

「あ……っぅああ!!」

一瞬の事、

竜也が自分のそこにあっけに捕られた一瞬を付いて、三上が再びそれを一気に最奥まで突き刺した。

「あ…ああ・・・ぅ……あ・・あ・・あ・・、」

ぐちゅっと言う大きな音を立ててそれは、さっき探り当てておいた竜也の最も柔らかい内壁に刺さる、

幾度も幾度も。

抜き挿す速度を速めて行けば、やがて悲鳴が甘い泣き声に崩れ、

激しくなった動きに付いて行けず、前のめりになりながらガクガクと揺れる身体。

「ああ・あ…っあ・・あああ…あっ、も…かみ…」

くちゅっくちゅと引っ切りなしに響く音に混ざる声が。どんどん三上を残酷な欲求へと駆り立てる。

「何?もっと?」

「…が・・めろ…も・・んっ・」

力の加減もなしにめい一杯ねじ込まれるそこは、桃色だった皮膚は赤く腫れ、血が滲むのに、その痛みさえ今は強い悦楽にしかならなかった。

「イイならいいって言えば?」

「嫌…だ・・ぁ・」

「ふ〜〜ん。じゃ止めよっか。」

−−ー−!!!!


失神。と言う言葉が初めて竜也の中に浮ぶ。

グンと竜也の中にそれを最後迄差し入れると、彼は手の平でそこに蓋をした。

「んっ!」

ごくりとまるで滑り込む様に細い管が異物を飲み込む圧迫感、そして…

次に襲って来たとんでもない刺激に竜也の手足が一気に強張った。

いつ、スイッチが入ったのか判らなかった。

「どーした?俺は何もしてないぜ?」

黒いミミズの化け物が、本当にハラワタまで登ってきそうな勢いで中を陵辱して行く。

「あああーーぁっ…ああ!」

瞬間、思いもしない所から飛び散った液体に、竜也自身が目を見張る。


恐る恐る霞む視界を下せば、


勃起した自らが漏らしたのが精液ではない事を…その奇臭が物語っていた。

ずっとその根元を押さえ付けていた三上の手がいつの間にか離れ、驚いた様に空で止まっていた。

鳴り続けるバイブが沈む事を許さないのに、ゆっくりと絶望が胃の上へと沸き上がって来る。

「マジで?」

三上まで唖然。それが余計に竜也を追い詰める。

「ぁ……。」

息を飲むような悲鳴にもならない無音の嗚咽を上げた竜也の顔を、目を丸くした三上が覗き込むと。

薄く開いた唇は細かに震え、その顔はまるで…恐怖に歪んでいる様だった。

やがて震えをこらえながら歯を食いしばると、俯いて肩を振るわせ始めた。



「おい、幾つだ?失禁小僧」と言いかけた三上だったが、あまりにショックを受けた竜也の様子につい息を飲む。

「漏らす程良かった?」

考えた末、そう耳もとで囁き、頬を濡らす塩味を舌先でちょっとなめてから肩口へと戻った。

もはや力の入らない両足を後ろから閉じてやると、まだ一度も放ってないのに塩辛で濡れてしまった彼のペニスに手をのばす。

親指の腹でゆっくりと表面を根元から摩り上げ、強弱を付けながら先端へ行く程に握る拳の力を強めると、竜也の肩が跳ねた。

ドロリと、本来有るべきだった白濁の液が流れる。

同じ様に、萎えてしまったそれもゆっくりと立上がって来ていた。


「もう…」


しばらくそうして優しく梳いていた三上だったが、嗚咽の間に聞こえたその声に体勢を返る。

竜也の中に入るミミズのスイッチを弱にすると、ゆっくり向きを替えさせ後ろ手に縛っていた腕を解いた。

その時、よろけながらこちらを向いた竜也の姿と言ったら…

泣きつかれた目元は赤にも関わらず、まだいつのもあの鋭い光を残しながら苦渋に満ちていて。

皺になったYシャツは第三ボタンしかのこしておらず、隙間から肌を覗かせていた。

当然下には何も付けてないと思ったら、ぬがし忘れた靴下が。かつて見た事もない竜也を想像させて、

思わず息を飲んでしまった三上。


『へー…孫にも衣装ね…』


なぜ焦る?

冗談と思いながらも、ドクンと脈を打つ自分に嘘は付けなかった。

そんな三上の狼狽振りに気付いているのか居ないのか、疲れ切った顔の竜也が、中に入ってる物のせいでイヤがオにもかくんと三上の前に膝間付く。

黙ってその顔を上げさせると、少し眉を顰めながらも三上のベルトをといて、ジッパーを下げると、無言のまま探り当てたそれを口に含んだ。


ちゃぷちゃぷと時折濡れた音が混ざる以外、全てが静寂。

辿々しい舌使いに、笑みが漏れる。

歪められた眉が心無し非難めいて見えるのがまたいい。


「っ…ぅ…」


つらいのか、半ば半分でそれを口から放すと、下を向いてうずくまってしまう。

「あ…く…」

やばい所にハマったらしく、暫く声を抑えながら悶絶していたが…

それを薄く笑って見ていた三上も限界なのは同じ事で。

そのままベットの上に仰向けに転がすと、その足を抱え上げた。



「ん・・・。」


入り口に当たる三上に竜也が目を開ける。

「言えよ…」

「・・・・。」

だがそれには答えない。

ほんの少し食い込んだ先端を吸おうとする自らの衝動に「んっ」と喉を仰け反らせ耐える。

「あ…」

やっと入って、そして又抜けて行く。

「・み…か・・み。」

「ん?」

低く笑みながら、竜也を見下げて来る亮の顔にも汗が滴っていた。

それを嫌そうに睨み付けた竜也だったが、その両手をすっと伸ばすとその首に回し引き寄せた。


「***…。」


耳もとに当てた唇を離すと。

思った通りの顔をした三上から心底嫌そうに顔をそむけたが、その頬の昂揚は隠し切れなかった。

それを見てニヤっと笑った三上がかまわず身を進める。


ドロドロに濡れた中がそれでもぴったり三上に吸い付いて来るこの瞬間が。

何よりも真実を語っていると…思えたら…。



昨日だってその前だって虚ろに声を上げていた顔が、今日は失態の差恥のせいか酷く昂揚していた。


一段と質量をました亮にも素直に声を上げる。


シーツを掴む拳が震えていた。

幾度も幾度も身をよじって、逃げようとする腰を押さえ付けては最奥へと自らの精気を植え付けて行く。

「ぁっ…は…あぁぁっぁっ。」

彼が息を飲んだ瞬間、三上の腕がそれを掴むのも間に合わず、

その手の中に精を放っていた。

上下する薄い胸板。


「おい。」


まだ中に入っている三上を他所にコテんと、事切れた竜也があどけない寝顔を曝す。

よくもまあこいつ…あれだけ色々あってぬけぬけと…。

もう呆れると言うより、むしろ…。

かまわず、ぐっと身を進めると

「・・・ぁ…っ…」

小さな声。

ちゃんと反を返す事を確認してから幾度が攻めると、その中に吐した。





自分の横に沈んで、寝息をたてる三上の気配にそっと目を開ける。

帰ろうかどか悩みつつ、結局青い顔をしながらここに居た。


まずったな今日。


一抹の不安が胸をよぎる。

キスマーク一つ付いてないこの身体が三上の本音なのかも知れない。

だとしたら…勝ち目は無い…か。

これ以上失態を曝す前に、早々この関係を切り上げなくては身の破滅だ。



もう…アンタとは二度と会わないよ。


ふっと軽く吐息で笑うと、寝ている三上の唇に一度だけ触れてみる。

指でなぞって行く内に、自分の指が震えて行くのが判った。






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支離滅裂かも。…スイマセン






























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