+惚れてごらんよ懷男児2+

知り合いの九州っ子はこんな言葉遣いして無い気がするんだけど…変換機に従いました。
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うっわーやっぱカズさんバリ機嫌悪いと。

とっくに吹っ切ったって顔してたのに。

今日になってまた朝から何やら眉間にしわを寄せてる功刀にチームメートも腫れ物扱いだった。

「昭栄。つつくなよ。」

「わかっとっですばい。キャプテン。」

帰り支度をまとめた一団の待つロビーで。3人掛けのソファーを1人でぶんどり。

…や、真ん中一つに座っていだけだったが、左右に座ろうと思う奴が居なかった。

腕を組んだまま不適な薄笑いを浮かべてる…と思ったら、

ふいに真顔に戻って視線が右から左へ。

たまたまその様子を向いからちらっと見ていた昭栄が気付いてしまう。


でた。

同じ様にバスを待つ為になだれ込んで来たのは東京選抜の連中だった。

その中の彼の10番。

綺麗な顔して、嫌な奴っちゃ。

決定的な流れば変えた司令塔。

なんて事を考えていると。

「何見とるんじゃ!」

突然飛んで来た声に昭栄がうへっ!?っとなる。

お、俺!?

「カズさんそがい怒鳴らんでも、聞こえとっですけん。」

あ〜〜あ。イライラしとる。イライラしとる。

しかも怒鳴っときながら睨んでるのは昭栄では無く水野の方だ。

苦笑して。

仕方なく功刀が座るソファーの後ろから背もたれに寄り掛かかる。

背中越しに潜めた声で会話する。


「カズさん結局あいつが気になっと?」

「好かん。」

一言。

まだ何も言うて無いのに・・・。

だが視線は、監督らしい女と会話を交わす水野の清楚な横顔から離れてなかった。

「俺は好結構好いとんばい。」

「あっそ。」

「ふん。お前の好みなんぞ知った事や。」

といいながら。

おお…。凄い睨み方。昭栄笑顔で固まる。

その時。


「た〜〜つぼん!」

一際派手な金髪が横を突っ切ったと思ったら。

水野の背中をバシっと叩き、とっさの事によろめいた水野を

そいつは、ぐいっと抱き寄せるかの様に馴れ馴れしく肩を組んだのだ。


「ど〜も。この美人がタツボンの監督やて?ホンマ羨ましいわ〜〜。」

いけしゃーしゃーと自分達と水野の間に割り込む男。

顔を歪めるて2,3事言ってる様だったが、何故か水野はそれ以上嫌がる様子は無かった。



「なんじゃあいつは〜〜!!!?」

漏れた声は同時だった。

確か関西のFWだったか。そ−言えば居たなあんな奴。

「何やけったいな奴が出て来やがったな〜。」

と悪態を付く昭栄の横で。

無表情のまま功刀が固まっていた。

自分では気付いているのか、いないのか、凄い顔して。

「カズさん?」


マジで好いとう?あいつの事。

さすがの昭栄もちょっと焦った。

マジで?


「おーい。そろそろ行くぞ」

「ああ、キャプテン。」

「…カズさん時間でやって…。」

あー…えーっともうどうしたらよかとたい。



「昭栄君っ!」

おお天の助け!

風祭だった。やっぱお前はさすがたい。ここぞとばかりに思う。

爽やかな空気を背にぱたぱたと明るい笑顔で駆け寄って来る。

「もう行くの?」

「ああ、元気でな。まあまたすぐにあえるさ。俺らの事だけん。」

相変わらずの自信だね。とカザも笑う。

「そうだね。」そうなる様に頑張らなくちゃ。

とその時・・・90度首を回して、ガンガンにシゲを?いや水野を?見てる功刀に、

将も気付いた様だった。

彼が何か言いたそうだったのを見兼ねて、昭栄が引き戻す。

「じゃあ俺らはもう行くけん。」

さりげな〜くごまかしつつも、

「うん。元気でね」

拳と拳の甲をコツンと合わせて挨拶をする。

それからちょっと肩を引き功刀に背中を向け……「?」顔のカザに耳打ちした。


「あの金パと水野ってどぎゃん関係や?」

「え?シゲさん?」


うん。シゲさんは今は関西にいるけど、元は僕らと同じ学校なんだ。

「あいつら、もしや出来とるん?」

思わずむせ返りそうになった風祭。

「いや、違うよ。(と思う)」

「なんや只のチームメートやんや。びびったわ〜〜。」

とぬかす昭栄にはカザも苦笑いで『ああもう…この人は…』と言う顔で見上げる。

「水野君は他に付き合ってる人居るみたいだから。」

「あ?」

相変わらず朗らかに。今凄い事を言ったなとカザを見下ろした時。

「何や。男おるなら先に言わんかい!」

後ろから。完全な独り言が聞こえた。

振り向く、昭栄と風祭。

「・・・・。カズさん声、出とる。声。」

ゆっくりこっちに振り向くと。真顔。そして。


「何聞いてとじゃ?こら・・」

2人にしか聞こえないような

ドスの聞いた声でボソリと言った。


「で、どぎゃん男や?」

「え?…あの。」

ぐいっと二人の腕を掴みソファーへと引っ張ると。

誰かさんでも無いのに…デビルスマイル。

あ、あはは。

蛇に睨まれたカエルノごとく固まる将の横で、ははんと空笑いの昭栄がふと出口に目をやると。

「あ!!」

手を振る九州選抜の姿が会った。

ちょ、まっ。そりゃなかですよ!キャプテっ・・・!!!

心の中で叫ぶのだった。




帰りのバスの中。

窓の外を眺めながら、涼しい顔でペットボトルに口を付ける水野を。

眠そうに目蓋を落としながら将がちらっと眺める。

まぶたを閉じても

『フン。何じゃ、そがいな男。大した事無さそうやわ。』

と勝手な事を宣って開き直っていた功刀の言葉が頭をよぎる。

・・・ゴメン水野君。

先が思いやられるな…。と思いつつ眠りに落ちた。





「な〜カズさん。」

「何じゃ?」

ラーメンをすすりながら。視線だけそらす。

昭栄にはどーしても一昨日から聞きたい事が合った。


「カズさんて。攻なんすか?」

つゆを飲み干そうとしていた功刀の手が止まった・・・。

俺的には受けでもいいと思うんすけどねー

とそこまで昭栄に言う暇は無かったと言う。








強制終了。

もういいや。もうヤダこれ。。。






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お、おもしろくなーーーーーい。(泣)





































   

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