+b1+
大したエロでも無いのに、あまりの駄文に裏にさえ出していいものか迷った一品。
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目を開けても何も見えなのは、目隠しをされているからだった。

上がる睦声は既に自分の物では無い。

「ん…・く・…あぁぁっ…・・」

「どう?いーかよ?」

「あ・・っつ…ん…んっ…」

「言えよ…ほら。」

「…ん…」

入り口からぬるりと何かが抜けて行く感触、それを必死で押さえようとしている自分。

一拍おいて強く突かれると再び高い声が上がる。

引かれると同時にぐちゅっと言う卑猥な音がして。

再び貫かれる。

「あああーーー!!!!」

「あ・・・あぁ・・ぁ…ん…」

「どう?」

「ああっ…あっ…」

食べ物の好みを聞かれてるような感触だった。

「よくねーってよ。」

「テメーは黙ってろ!」

下卑た笑いまじりの声。

「…はっ…ぁ…ぅ…っあ…あっあ」

「この声が聞こえねーのかよ!」

「でもイってねーじゃん。…おっと、さわんなよ。自分だけで逝かせるっつー約束だかんな。」

「っかってんだよ…てめーこそ…きんのかよ!?そ−ろー君。」

「あはは。息切らして言うせりふじゃねーっつーの?」

グンッと奥まで突き刺さった衝撃に身体が軋む。より密着する為に折り曲げられた身体が悲鳴を上げるが、それさえ今は他人の物だった。





「たつボン!!」

前を歩いていたシゲが突然覆いかぶさって来たと思ったら。

顔に掛かる飛沫に目をつぶらなければならなかった。

液体に混じって小さな破片が顔に当たる。

それは血と、頭蓋骨の破片。

後ろから頭を一撃だった。

「ー−ー−げ?」

ずるりと自分の胸に崩れ落ちる身体をかろうじて受け止める。

身体は暖かくてその時竜也は死んだと思わず、肩を揺すり起すが。

「…うっ!」っと込み上げた吐き気に慌てて身体を話す。

4分の1の欠けた頭から眼球が糸を引いて垂れて来た。

ひやりと自分の手の甲に垂れて来たその未知の感触に理性より先に本能でおののく。

シゲが死んだ。

シゲが死んだ。

否そんな事より、

黄色い肝油みたいな液がマーブルみたいに血と混じって傷口から溢れ出す。まだ鮮血に染まる前のきらきら光る人の脳みその色が脳裏にちらつき…

だが嘔吐の暇は無かった。竜也の目はすでに姿のないスナイパーの行くヘを追って居た。

玉の飛んで来た方向を探るが、2発目はまだ飛んで来ない。

こんな見晴しの悪い居場所を狙えるとしたら、ここより高い場所しかない。

周囲の林を遠くまで見渡すと…

あった。400メートルは離れているだろうか、茂り立つ木々に混じって古く小さな社が立って居た。

飛距離、そして連謝が出来ない性質を考えても、バズーカ級の重装備だ。

(グラ何とかピストルだっけ?そ−言えば何かあったな。あれは…ミニチュア大砲だ。)

あんなものただのゲームの武器だと思ってたのに。人生何がどこで役に立つかわかんないな…。

だとすれば次の射撃までの間に逃げられ……ゴンっと後ろで軽〜い音がした。


気が付いた時は既に暗闇の中。

きつく巻かれた目隠しのせいで今が昼なのか夜なのかさえも判らなかった。



もう何時間。

もう何日。

立ったのかすら判らない。

分かっているのはこのまま3日立てば俺は死ぬ。と言う事だけ。

それが今か明日かと待ち続ける。今はただ、それだけだった。

ここに居る男の数さえ定かじゃ無かった。

乾く事のない下股の情交。

縛られてるのが柱で、床の感触がある事からここが民家だと言う事が判る。

所がここにいるのは殆どが顔見知り。探ろうと思えばさっきから聞こえて来る声色で誰が誰だかなんて、

本当はすぐに判るのだったが。だが竜也はあえてそれをしなかった。

そんな事を考えるより。

シゲを葬ってやれなかった事が悔やまれた。

自分を庇って死んだ彼。

野犬やカラスに食いちぎられてないだろうか…。

あいつの銃は誰が持っているだろうか。ここの連中だろうか?

だとしたら……。

自然と溢れた涙が目隠しへと吸い取られて行く。






今日。(と言っても目を醒ましてからだが)1人目の男がのしかかって来る。

こいつは多分、2回目。

こいつは喋らないから本当に誰だか判っていない奴の一人だった。

不思議と彼の行為中は周りからもやじが飛ばない。

ただその、そうは居ない大柄な骨格から何人かに限る事は出来た。

吐息も立てないような静かな動作で降りて来る。

ちゅっとへその上を吸われて跳ねる身体。

無骨な指が胸をまさぐり見つけた突起に強く爪を立て、そして放す。

「ぁ…っ…」

犯され続けたこの数時間、初めて受ける撫愛に身体は素直に反応した。

「っぁ…ぁああっ…っ…くぁ…あ・・…」

息が勝手に荒くなる。

再び頭の中をシゲの事で満たそうと試みるが、竜也の様子を知ってか奴がそれを許さない。

ピチャクチャと音を立てながらへそから下腹部のラインへと舌が降りて来る。

しかし既に勃ち上がり白濁の液をもらす竜也のそこには触れずに、もっと降りて行くと内股にぱくりと食らいついた。

「……なっ・・ぁ…ああ!」

歯が食い込む痛みに、たまらず腰を振って逃れようとするが、返って腰をつかまれ身動きが取れなくなる。

離れて、今度は優しく吸いつく。

「や…め…ぁ、ああ…」

堅くなった自分自身が痛い程勃起して行くのが分かった。

きっと奴等のゲームはまだ終わってないのだ…。

一度も触れられていないのに、限界寸前で震える自分。

「…ぁ・・っ・も…」

竜也がそれを言いかけていた瞬間、ぐいっと頭の上まで腰が曲げられた。

来る。

入り口に宛てがわれた熱い塊に息を飲む。

所が、入ってくる気配は無く。ただ繋がろうとしているそこに彼の視線だけを感じる。

目隠しをされている竜也にもそれははっきりと分かった。

かっと上がった体温が今見られているそこに集まって行くのを感じて。

今さらながら、それでも、差恥と悔しさに涙が溢れる。

しかし相手ももう十分高まっているのは、繋がろうとしている竜也が一番よく分かっていた。

何故。

「…っあ…」

先端が躊躇しながらめり込んで来る。想像以上の大きさに竜也が仰け反った。

少しづつ飲み込ませて行くと、亀頭の入ったところで再び止まる。

どくんどくんと脈打つ波が自分の物なのか、相手の物なのか、もう分からない。

「…んっ・・・っく……あぁ。」

自分でも信じられない程高い声が漏れて行く。

じらされて竜也の身体が欲しがろうとして居るにもかかわらず、それはまだ動かない。

感じてはいけない。…いけない。

いつしか頭の中でそう言い聞かせる声、だが何よりもそれが。

感じている証拠だった。

「…ぁ…く・・し…ロ…」

竜也が途切れる声で微かに言うと、再び奥へと進み始めるが。

今だとばかりに内壁がそれに吸い付いてそれが再び竜也に鳴き声を上げさせると…。

再び止まる。

濡らさずに挿入されたそこからは血が滲んでいて、当の本人はそんな事知る由も無かったが、一つだけ確かだったのは。


こいつ…迷ってる。


混沌とする意識の端で、出る答え。


・・・・・。


思い当たるのはたった一人の名前。

嫌だ。それだけは!

その名を知って以来ずっと密かに憧れていた。…あの人。

脳裏に浮ぶ人物を必死で揉み消す。シゲの事や二人の事や…全てがごちゃごちゃになって頭を回るのに。そうと分かった瞬間から。

自分を犯す誰ともしれないそれを渇望し始めていた。

シゲが生きていたらきっとこんな気持ちにはならなかった。

昨日藤代の名前が呼ばれなかったら、きっと彼もここには居なかっただろう。

そう自分に言い聞かせるが。

でも今はもう二人は居ないのだ。

なのにこの罪悪感がぞくりと背筋を這い上がる痺れに変わって行く。

「は…く…」

早く。

とうとう口から漏れたそのセリフに男の目が見開かれる。

「・・・・。」

一抹の躊躇の後何かを吹っ切る様にぐっといっきに押し入った


「ーーーーーーぁー・・・…。」

声もで無い程。


「あああーーー!うああっーー!!!!!」


数秒後、ここに運び込まれて以来の…いやかつて竜也自身上げた事のない悲鳴に

奥にいた連中が手からコップを滑らす程だった。

幾人かが駆け付けると、

膝を曲げ腹を抱える様にうずくまる竜也の前に彼は呆然と膝立ちで立ち竦んでいた。

後ろ手に縛られながらそれでも身体を丸めて痛みに悶える竜也の姿。

「…おい。何が?…」

初めに竜也を犯した男の声。


そして地べたに転がる果物ナイフと彼を交互に見比べる。


それはちょうど柄の部分が男根型に型どられたおもちゃの果物ナイフ。

力を入れると、亀頭の先端から簡単にナイフが突き出る様になった…つまり玄人用のそれ。

竜也の中に入っていたのは、彼では無かったのだ。

「…今ちょっと滑ってしまってな、ナイフが抜けて中に落ちてしまったんだ。」

悪かったな、何でも無いよ。


グランドにいる時と寸分変わらないそのたおやかな口調にそこに居た全員が凍り付いた。


「渋…沢?」




その時はじめて竜也に舌を噛もうと言う考えが生まれた。

冷たい絶望が腹の底から沸き上がる。悲しいなんて無かった。何よりも勝る激痛の中。

陵辱されながらも、生き残った者が勝者になれるこのゲームに。ほんのわずかなチャンスを賭けていた気持ちが薄れて行く。

丸一日、精液以外の食べ物も水分も口にしていない。
体力的にも精神的にも限界はとっくに超えていたのだ。

できれば闘って死にたかった。シゲに恥じない様に。

だから、ねばって生きていたのに…。プライドも何もかも失ったけど、誇りは失いたく無いと。けれどそんな綺麗事などここではなんの意味も無いのかもしれないと…。


さっきサクリとナイフが刺さった奥の腸壁から流れて行く体液が、腰の下に血溜まりを作っていた。

このままほっておかれれば、考えなくてもいずれ死ぬだろうと思った。



「!…い…っ」

血に濡れたそこに再び指が挿入され…

それを見ていたギャラリーの一人が思わず、吐き気を催す

…その時。


ガラっとドアの開く音。

「おいっ!脱出方法が見つかるかもしれねーって……」

それは聞きなれた声だった。

けして嬉しい相手では無かったが。

その惨状を見て声が止まる。

「ああ、三上。」

「…死んでんの?」

「いや。これからだ。」

これから出かけるんだ。とでも言う明るい顔に三上が一瞬止まる。

が、すぐにその動揺は元に戻して。

「そりゃどっちでもいーけどよ。とにかくちっと話し聞けよ。」

と渋沢を竜也から引き剥がした。



最後に誰がそうしたのかは分からない。だが、

皆がこの部屋から出て行く真際に誰かがそっと竜也の上に毛布を放っていった。


それが分かるか分からないかの所で竜也の意識は既に途切れていたが…。




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登場者

鳴海

桜庭

木田

谷口

渋沢

三上

水野

その他

死亡確認者

佐藤(藤村)

藤代


でした。誰が誰だかはご推理下さい。(^^;)

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